高速道路の「深夜割引見直し」が延期へ　NEXCO3社発表

高速道路の「深夜割引見直し」が延期へ　NEXCO3社発表

NEXCO3社（NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本）が2024年12月25日、深夜割引の見直しについて運用開始時期の延期を発表しました。
当初の発表では2024年度内の運用開始を予定していましたが、システム整備に時間を要していることから遅れが発生しているとのことです。
今回のシステム整備の遅れは、「割引適用時間帯に走行した分のみ割引適用」とするためのシステム変更に時間を要していることが要因で、具体的な運用開始日程はシステムの整備状況を踏まえてあらためて発表するとのことです。

深夜割引見直しのポイント

今回見直しされる深夜割引のポイントは、大きく以下の3点となります。

①割引適用時間帯の走行分のみを割引対象となること

見直し後は割引適用時間帯（22～5時）に走行した分のみ30％の割引率が適用されます。

 

②割引適用時間が22時～5時までに拡大されること

深夜割引の割引適用時間は現行が午前0時から4時で、見直し後は22時から5時に拡大されます。

 

③割引方法が後日還元型になること

現行の深夜割引では即時割引され、料金所では割引後の料金が表示されていたものが、見直し後の深夜割引では、「平日朝夕割引」と同様にETCマイレージサービスにて無料走行分として還元される後日還元型となります。

今回の見直しは、深夜割引適用待ちで滞留する車両の発生や運送業などの労働条件悪化に対する問題を改善するために進められていました。
見直し内容に関する詳細は「ETCカード深夜割引の見直し　22時から5時に拡大どうかわる深夜割引」で解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。

また、現行の深夜割引に関する解説は「ETCカードの深夜割引を徹底解説　0～4時の利用で30％割引！高速道路料金の経費を削減」にございますので、こちらもご参照ください。