2022年10月より 「白ナンバー」営業車も点呼・アルコール検査義務
- 最終更新日:2021年11月20日
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2021年6月、千葉県八街市で白ナンバーのトラック運転手が起こした飲酒運転事故により、児童5人が死傷するという悲惨な事故がありました。
これを受けて道路交通法が改正され、運輸業や物流業の緑ナンバーにおいて実施されていた点呼やアルコールチェック検査義務を、2022年10月より白ナンバーで一定台数以上の車両を使用する事業者にも義務化されます。
義務化の対象
- 定員11人以上の自動車を1台以上使用している事業所。
- 自動車を5台以上(50ccを超える自動二輪車は1台を0.5台で計算)使用している事業所。
義務化の内容
- 安全運転管理者は、運転の前後に、運転者に対して目視およびアルコール検知器を使用して酒気帯びの有無を確認すること。
- 目視およびアルコール検知器による確認の記録をデジタルデータや日誌等で1年間保存すること。
- 正常に機能するアルコール検知器を常備すること。
飲酒運転は気の緩みではなく故意の犯罪です
警察庁の発表では、2020年中の飲酒運転による交通事故件数は2,522件で、前年と比べて減少(前年比-525件)、そのうち死亡事故件数は、159件で、こちらも前年と比べて減少(前年比-17件)していますが、平成20年以降は減少幅が縮小しており、下げ止まり傾向にあるとのことです。
また、2016年~2020年の飲酒による死亡事故のうち、約3割が運転当事者・同乗者ではない対向車の運転手や歩行者などの被害者です。
飲酒運転が当事者や当事者家族のみならず、被害者や被害者家族を生み出し、甚大な影響を残すことを心に留めて、飲酒運転の根絶に取り組みましょう。
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