国土交通省「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」実施中
- 最終更新日:2021年12月20日
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大型トラックやバスのタイヤ脱落事故は10年間で12倍に急増し、2020年度は過去最多の131件発生しました。131件のうち87件(65%)が11月から2月の冬季に集中しており、76件(58%)が車輪脱着作業から1ヶ月以内に発生しています。 国土交通省では、冬用タイヤ交換時に車輪の脱落事故が急増する傾向を踏まえ、冬用のタイヤ交換時の確実な作業の徹底を呼び掛けております。
※車両総重量8トン以上の自動車又は乗車定員30人以上の自動車であって、車輪を取り付けるホイール・ボルトの折損又はホイール・ナットの脱落により車輪が自動車から脱落した事故 出典:自動車事故報告規則に基づく報告及び自動車メーカーからの報告
車輪脱落を防ぐ4つのポイント
車輪脱落箇所は左後輪が大半を占め2020年度は95%が左後輪の脱落事故
左後輪タイヤの脱落割合が高いことの推定原因として、以下の可能性が考えられています。
- 右折時は、比較的早い速度を保ったまま旋回するため、遠心力により積み荷の荷重が左輪に大きく働く。
- 左折時は遅い速度だが、左後輪がほとんど回転しない状態で旋回するため、タイヤがよじれるように力が働く。
- 道路は中心部が高く作られている場合が多いことから、車両が左に傾き、左輪により大きな荷重がかかる。
- 前輪は、ホイール・ボルトゆるみ等の異常が発生した場合には、ハンドルの振動等により運転手が気付きやすい。
ホイール・ナットへのマーキングや、ホイールナットマーカーを活用したりと、日常から点検を実施することで、車輪脱落事故を発生させないように心がけましょう。
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