高速道に物流中継拠点 長距離・長時間運転を抑制
- 最終更新日:2020年10月20日
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国土交通省は、高速道路を利用するトレーラーが、途中で積み荷を交換できる中継拠点を整備する検討に入っています。
中継輸送とは、中継拠点でドライバー交替またはトレーラーのヘッド交換により積荷を交換するもので、泊付きの長距離運行を複数のドライバーで中継することにより、各ドライバーが日帰りで勤務が可能になる仕組みです。これにより、労働時間短縮、労働負担軽減など労働環境の改善が働き方改革に繋がり、また、移動範囲を小さくすることで新型コロナウイルスの感染拡大地域を訪れるリスクを減らす狙いもあるようです。
すでに、中日本高速道路などは2018年、こうした方法で積み荷を受け渡す「中継輸送」の拠点として、「コネクトエリア浜松」(浜松市)を新東名高速道路浜松サービスエリア(SA)近くに整備していますが、中継拠点を高速道路の付属施設と位置付け、高速を降りずに利用できるようにすることなどを検討。併せて、SA・PAでドライバーが車中泊や休憩をしやすくなるよう駐車マスの増設や、シャワー施設の拡充なども推進する考えです。
トラックドライバーの長時間労働の解決策の一つの「中継輸送」。国土交通省がまとめた取り組みの事例集もぜひ、参考ください。
参考リンク:国土交通省「中継輸送の取組事例集」
参考リンク:【2024年改正】改善基準告示:ドライバーの働き方改革に必要な知識と対応策 | トラッカーズマガジン
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