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ETCマイレージサービスとは?仕組みからお得な使い方まで徹底解説

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ETCマイレージサービスとは?仕組みからお得な使い方まで徹底解説

「ETCマイレージサービス」って聞いたことはありますか?
これは、NEXCO(東/中/西日本)や一部の高速道路会社が提供する、ETCカードを利用することで適用されるポイント還元サービスです。
ETCマイレージサービスに登録すると、利用金額に応じてマイレージポイントが自動的に貯まり、貯まったポイントは還元額として無料走行に使うことができます。

たとえば、通勤や出張でよく高速道路を使う方であれば、知らないうちに何千円分もの還元を受けられることも珍しくありません。
「特別なカードが必要なんじゃないの?」と思うかもしれませんが、必要なのはETCカードと車載器管理番号、そしてインターネット環境だけ。
簡単な登録をすれば、誰でも無料で利用できるサービスです。

高速道路料金でお得にポイントを貯めたい。そんな方に、ぜひ知ってほしいのがこのETCマイレージサービスです。

どうやってポイントが貯まるの?対象道路と貯まり方のルールを解説

ETCマイレージサービスでは、どのようにマイレージポイントが貯まっていくのでしょうか?
実は、対象となる高速道路をETCカードで通行するだけで、利用料金に応じて自動的にマイレージポイントが貯まります。
マイレージポイントは各道路によって付与されるポイントが異なります。

マイレージポイントの付き方

道路会社 ポイントの付き方
NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社 10円につき1ポイント
本州四国連絡高速道路株式会社 10円につき1ポイント
愛知道路コンセッション株式会社
(愛知県道路公社)
100円につき1ポイント
+加算ポイント
広島高速道路公社 100円につき1ポイント
+加算ポイント
福岡北九州高速道路公社 100円につき1ポイント
+加算ポイント

ポイントは道路会社ごとに貯まり、合算はできないので注意が必要です。
愛知道路コンセッション株式会社、広島高速道路公社、福岡北九州高速道路公社では月間利用額に応じた加算ポイントもプラスで付きます。

 

愛知道路コンセッション株式会社(愛知県道路公社)の加算ポイント

月間利用額 加算ポイント(100円につき)
5,000円までの部分 0ポイント
5,000円を超え、10,000円までの部分 4ポイント
10,000円を超え、20,000円までの部分 8ポイント
20,000円を超え、30,000円までの部分 12ポイント
30,000円を超える部分 18ポイント

 

広島高速道路公社の加算ポイント
福岡北九州高速道路公社の加算ポイント

月間利用額 加算ポイント(100円につき)
5,000円までの部分 0ポイント
5,000円を超え、10,000円までの部分 3ポイント
10,000円を超え、20,000円までの部分 6ポイント
20,000円を超え、30,000円までの部分 12ポイント
30,000円を超える部分 19ポイント

ETCマイレージサービスでは
①ポイントが付いて、還元額も利用できる道路
②ポイントは付ないけど、還元額は利用できる道路
の2種類の道路があります。

①ポイントが付く&使える対象道路

【ポイントが付いて、還元額も利用できる道路】

道路事業者 対象道路
NEXCO東/中/西日本 高速国道全線
一般有料道路

■北海道・東北地方
深川留萌自動車道、日高自動車道、百石道路 、 秋田自動車道(琴丘能代道路/琴丘森岳~能代南)、秋田自動車道(秋田外環状道路/秋田北~昭和男鹿半島)、湯沢横手道路、東北中央自動車道、仙台北部道路、仙台東部道路、仙台南部道路、三陸自動車道(仙塩道路)

■関東・甲信越地方
東水戸道路、圏央道 、京葉道路、千葉東金道路、東京湾横断・木更津東金道路(東京湾アクアライン連絡道、東京湾アクアライン)、富津館山道路、第三京浜道路、横浜新道、横浜横須賀道路 、小田原厚木道路、新湘南バイパス、西湘バイパス、東富士五湖道路、安房峠道路

■東海地方
伊勢湾岸自動車道(伊勢湾岸道路/東海~飛島)、東海環状自動車道

■関西地方
京都縦貫自動車道、京滋バイパス、京奈和自動車道(京奈道路)、第二京阪道路、南阪奈道路、第二阪奈道路、堺泉北道路、関西国際空港連絡橋(*注)、湯浅御坊道路、第二神明道路

■中国・四国地方
広島岩国道路、山陰自動車道(江津道路、安来道路)、今治小松自動車道(今治小松道路)、広島呉道路

■九州・沖縄地方
東九州自動車道(椎田道路、宇佐別府道路、延岡南道路、隼人道路)、西九州自動車道(武雄佐世保道路、佐世保道路)、長崎バイパス、日出バイパス、南九州自動車道(八代日奈久道路、鹿児島道路)

本州四国連絡高速道路株式会社 全線
宮城県道路公社 三陸自動車道(仙台松島道路)
愛知道路コンセッション株式会社 知多半島道路、南知多道路、セントレアライン(知多横断道路、中部国際空港連絡道路)、猿投グリーンロード
広島高速道路公社 広島高速道路
福岡北九州高速道路公社 福岡高速道路、北九州高速道路

 

②ポイントは付かないけど、還元額は利用できる道路

【還元額が利用できる道路 ※ポイントは付きません】

道路事業者 対象道路
西日本高速道路株式会社 八木山バイパス
青森県道路公社 みちのく有料道路、第二みちのく有料道路
茨城県道路公社 日立有料道路、常陸那珂有料道路<ひたちなか本線料金所>
栃木県道路公社 日光宇都宮道路
千葉県道路公社 銚子連絡道路
名古屋高速道路公社 全線
愛知県道路公社 名古屋瀬戸道路
富山県道路公社 能越自動車道[小矢部東本線料金所]
滋賀県道路公社 琵琶湖大橋有料道路
京都府道路公社 山陰近畿自動車道
大阪府道路公社 箕面グリーンロード
兵庫県道路公社 播但連絡道路、遠阪トンネル
神戸市道路公社 六甲有料道路、六甲北有料道路、山麓バイパス
神戸市港湾局 港湾幹線道路(ハーバーハイウェイ)
広島高速道路公社 海田大橋(広島県から受託)
福岡県道路公社 西九州自動車道(福岡前原有料道路)
長崎県道路公社 ながさき出島道路、川平有料道路
鹿児島県道路公社 指宿スカイライン [山田料金所]

貯まるポイントの割合は道路会社によって異なりますが、利用金額が多いほど、当然ながら貯まるポイントも大きくなります。
ただし、ポイントは「登録してからの利用分」にしか付与されないため、サービスに登録する前に通行した分は対象外となります。
「ETCカードで走ってるだけでポイントが勝手に貯まるなんて知らなかった!」という方も、一度登録しておけばあとは自動で貯まるので、早めの登録がおすすめです。

貯まったポイントの使い方 還元額の交換方法と還元額の仕組み

では貯まったポイントって、どうやって使うのでしょうか。
まずは、それぞれの道路で貯まったマイレージポイントの還元額への交換単位をみていきましょう。

道路会社 ポイントの交換単位
NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社 1,000ポイント→500円分
3,000ポイント→2,500円分
5,000ポイント→5,000円分
本州四国連絡高速道路株式会社 1,000ポイント→500円分
3,000ポイント→2,500円分
5,000ポイント→5,000円分
愛知道路コンセッション株式会社(愛知県道路公社) 100ポイント→100円分
神戸市道路公社 200ポイント→100円分
広島高速道路公社 100ポイント→100円分
福岡北九州高速道路公社 100ポイント→100円分

このように、貯まったポイントは交換単位に応じて還元額に交換できます。注意点として、NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社や本州四国連絡高速道路株式会社では5,000ポイントで還元することが最も交換比率が高く、5,000ポイント以下で交換すると交換比率が低くなってしまいます。

続いて、貯まったポイントを還元額に交換するには4つの方法があります。
①ポイント自動還元サービス
②インターネットから手続き
③自動音声ダイアルでの手続き
④ETCマイレージサービス事務局への電話での手続き

このなかで、①ポイント自動還元サービスは所定のポイントが貯まった時点で、自動的に還元額に交換してくれる便利なサービスです。毎月20日に自動還元が行われ、その日の高速道路の利用から還元額を使って無料走行ができます。

ポイントの自動交換単位

道路会社 ポイントの自動交換単位
NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社 5,000ポイント→5,000円分
本州四国連絡高速道路株式会社 5,000ポイント→5,000円分
愛知道路コンセッション株式会社 1,000ポイント→1,000円分
神戸市道路公社 1,000ポイント→500円分
広島高速道路公社 1,000ポイント→1,000円分
福岡北九州高速道路公社 1,000ポイント→1,000円分

ポイント自動還元サービスは、最も高い交換比率で自動還元してくれるのでおすすめです。

ただし、ポイントが自動交換単位まで貯まっていない状態で有効期限を迎えると、そのポイントは失効してしまうことに注意してください。有効期限は最長2年(ポイントがついた年度の翌年度末まで)なので、有効期限が近く、自動交換単位に満たないポイントは②インターネットからの手続きで、還元額に交換することが最も効率的だと言えます。

なお、ポイントは各道路会社ごとに貯まり合算はできませんが、還元額に交換した時点で還元額を利用できる道路ならどこでも無料走行が可能です。

登録方法と注意点 誰でも使えるの?
必要なものは?

ETCマイレージサービス登録の流れと注意点をわかりやすくご紹介します。

まず、ETCマイレージサービスの登録は無料です!
「ETCマイレージサービス」とインターネットでお調べいただくと、オンラインで簡単に申し込めます。

ETCマイレージサービスの登録に必要なもの

  • ●ETCカード(クレジットカード附帯型でも法人カードでもOK)
  • ●車載器管理番号(ETC車載器セットアップ証明書もしくは車載器本体に記載されています)
  • ●ナンバープレート情報(車両番号)

登録の手順

  1. ①「ETCマイレージサービス公式サイト」にアクセス
  2. ②新規登録ページで必要情報を入力 (お客様情報や車両情報など)
  3. ③内容を確認して申し込み完了

登録が完了すると、登録完了した当日の利用からポイントが貯まります。

「面倒そう…」と思うかもしれませんが、一度登録してしまえばあとは自動でポイントが貯まり、自動還元サービスを利用すれば交換手続きも自動です。
頻繁に高速道路を利用される方はとりあえず登録することをおすすめします。

利用する時の注意点

① 登録前の通行分はポイント対象外
よくある勘違いですが、登録より前の利用分は一切ポイントが付きません。高速道路をよく利用する方は、できるだけ早く登録しておくと、よりたくさんのポイントが貯まります。

② 車載器やナンバーを変更したら再セットアップと登録情報更新が必要
車を買い替えたり、ナンバープレートを変更した場合は、車載器の再セットアップが必要です。
また、ETCマイレージサービスに登録されている車両情報も必ず更新してください。これを忘れると、ポイントが付かなくなる可能性があります。

③ 複数台・複数カードではそれぞれ登録が必要
ETCカード1枚ごとに、ETCマイレージサービスの登録が必要です。
法人などで複数台を運用している場合は、車両ごと・カードごとに個別登録が必要になる点に注意しましょう。

④ ポイントの有効期限は最長2年
貯まったポイントの有効期限は、ポイントが付いた年度の翌年度末までです。
たとえば、2025年8月1日にたまったポイントは、2026年3月末まで還元が可能です。

せっかく貯めたポイントも、「気づかないうちに失効していた!」ということもあり得ますので、ポイントを効率的に使いたい方は、ETCマイレージサービスのマイページで定期的に確認することをおすすめします。

こんな人におすすめ!ETCマイレージサービスを活用すべきケースとは

「自分もETCマイレージサービスを使ったほうがいいのかな?」と悩んでいる方へ。
結論から言えば、ETCカードを使ってよく高速道路を走る人なら、登録して損のないサービスです。

一概には言えませんが、利用頻度の目安として2年間に5万円以上の高速道路利用あれば、失効することなく5,000ポイントが貯まり、5,000円の無料走行ができることとなります。

そのため、特に以下のようなケースに該当する方には強くおすすめできます。

① 通勤や営業などで平日も高速道路を使う人
毎日のようにETCカードで高速道路を使っているなら、ポイントの貯まり方が早く、実質的に毎月の高速代が節約できます。
車通勤・営業車・配送車両などにぴったりです。

② 休日によく遠出をする家族・レジャーユーザー
週末や連休にドライブや旅行を楽しむ方も、ポイントがしっかり還元されるのでおすすめです。
年に数回の遠出でも、ある程度の高速道路利用があるのであれば、ポイントが失効されるまでに還元を受けられるのではないでしょうか。

③ 社用車を運用している法人・事業主
複数台所有していると、車両1台ごと・カード1枚ごとに登録が必要ですが、その分ポイントも別々に貯まります。
多く走る車両ほどポイントが貯まりやすく、経費削減にもつながります。

ほんの数分の登録作業で、何百円、何千円とお得になることもあるETCマイレージサービス。該当する方は、始めてみてはいかがでしょうか。

ETCマイレージサービスを活用して、高速道路料金をお得に節約しよう!

ETCマイレージサービスは、ETCカードで高速道路を利用するだけで自動的にポイントが貯まり、貯まったポイントが通行料金に還元されるお得なサービスです。

NEXCO(東/中/西日本)をはじめとする多くの道路会社で対応しており、全国のドライバーにとって見逃せないサービスといえます。

登録は無料かつ数分で完了し、必要なのはETCカード、車載器管理番号、車両情報の3点だけ。
登録後は、対象道路を走行するたびに自動でポイントが加算され、貯まったポイントは還元額として無料走行に使うことができます。

また、高速道路の「平日朝夕割引」を受けるには、ETCマイレージサービスへの登録が必須です。今後、見直しが予定されている「深夜割引」においてもETCマイレージサービスへの登録が前提となると見込まれています。

そのため、日常的に高速道路を利用するビジネスユーザーはもちろん、週末のドライブや車を使った家族旅行が多い方には登録必須のサービスと言えるでしょう。

「知らなかった…」という方も、これを機にETCマイレージサービスを活用して、お得に、賢く高速道路を使いこなしましょう!

法人・個人事業主の方は無料でご相談を受け付けています

法人・個人事業主の方であれば、全国商工事業協同組合連合加盟組合に申し込むことで、ご自身でETCマイレージサービスを登録する手間もなくETCマイレージサービスがついたETCカードを発行できます。

また、頻繁に高速道路をご利用されている場合、ETCマイレージサービスよりも、割引が受けられる「ETCコーポレートカード」もご利用いただけます。

自社にあったカードをお探しの方は最適なETCカードについて無料相談も実施していますのでお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

全商連加盟組合の取り扱い事業についての資料もございます。

 

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