全商連だより2023年3月号

全商連だより
2023年3月号

記事紹介

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総重量が限度内でも軸重違反

道路を走行するにあたり、車両の重量や高さ・幅などの制限を車両制限令といいます。車両制限令の定める重量の中には総重量の他に、車軸にかかる重さ(軸重)にも制限があります。積載方法により総重量違反にはならなくても軸重違反になる場合があります。
高速道路では「軸重超過」で走行すると料金所または高速道路本線にある表示板で「軸重超過」と警告しています。また繰り返し「軸重超過」と確認された場合、「大口・多頻度割引制度」での違反点数が科される場合があります。
重量超過の車両は道路の老朽化を早めるだけでなく、横転事故など重大な事故につながる危険性が高まります。運送事業者・ドライバー・荷主の皆様のご理解とご協力により違反を未然に防ぐようお願いいたします。

軸重違反はさまざまな場所に影響します

 

荷主へ向けた軸重違反の防止協力のフライヤーを用意しています。是非ご活用ください。

荷主向け軸重違反防止協力チラシ

 

給油時の油種間違えによる事故発生中
月間で100件以上?

近年、セルフ式のガソリンスタンドが多くなっていますが、燃料の種類を誤って入れてしまう事故も増えています。
JAFによると燃料の入れ間違えの救援で出動したのが1ヶ月間で105件、そのうちガソリン車に軽油を給油したのが57件、ディーゼル車にガソリンを給油したのが39件とのこと。「軽自動車なので軽油だと思った」という勘違いもありました。
マイカーではないレンタカーなど初めて乗る車両に給油する時は、車検証等で燃料の種類を確認が必要です。

間違えてしまったらどうなる?

エンジンの出力が低下し加速が鈍くなりアイドリング不調に。
100%軽油だけの場合はマフラーから黒煙がでてエンジン停止します。

エンジン音が高くなり、アイドリング不調でマフラーから白煙がでてエンジン停止します。

給油ノズルの3色は法令で定められています

ちなみに 給油口の位置はメーターで確認できます

燃料メーターに表示されている三角の方向が給油口の位置です。
この場合はクルマの左側にあります。

三角のマークは国内自動車メーカーが独自に表示しているもので、全ての車種に表示されているわけではありません。

 

高速道路の不正通行対策を強化方針
軽自動車やバイクでもナンバープレート照会

国土交通省では、高速道路の不正通行対策を強化するとして、「軽自動車やバイク」でもナンバープレートからの利用者の情報を照会できるように方針を決めました。
普通車やトラックは監視カメラなどで撮影した車両ナンバーから高速道路会社が使用者情報を照会する仕組みがありましたが、軽自動車やバイクにはその仕組みがなく、ナンバーを割り出せても使用者が特定できなかったケースが2021年度で3万件以上あり、約2700万円が未収になっています。
また、現行法では高速料金の徴収先は「自動車または車両」とされており、ナンバーで使用者にたどり着けても運転していた事実を認めず支払いを拒む事例もあり、2021年度だけで560万の未収になっています。
そのため法改正では車検証上の使用者へ料金を請求ができる規定を明確化するとのことです。

不正通行に対する罰則

● 30万円以下の罰金
● 免れた通行料金と割増金(免れた通行料金の2倍に相当する額)

自分の年金…いくらもらえる?

令和3年度の公的年金の平均月額は14.6万円

日本の年金制度は3階建て構造になっています。1階は20歳以上60歳未満の国民全員が加入する国民年金、2階は被保険者の区分によって加入できる厚生年金です。1、2階部分は国から支払われる「公的年金」3階は企業や個人が任意で加入し公的年金に上乗せができる「私的年金」です。

国民年金は原則として65歳より生涯受給となっていますが、60歳から65歳の間に受給の請求を行い、請求時点に応じて減額した年金を受け取る「繰り上げ受給」や、65歳で受け取らずに66歳から75歳の間に繰り下げて増額した年金を受け取る「繰り下げ受給」などを選択することができます。
※1952年4月1日以前生まれの方は繰り下げの上限年齢が70歳まで

 

国民年金・厚生年金 受給額早見表(年額)


※厚生年金額は給付乗率0.5481/1000(本来水準)で計算しています。 表の金額は全て概算です。

 

自分の年金受給額を把握するにはどうすれば?

毎年、誕生月に日本年金機構から送付される「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認できます。また、50歳以上は年金の見込額が記載されます。
これまでの加入期間中に未納、免除、猶予期間がないか確認してみてください。もしこれらの期間があると将来受け取れる年金は減額してしまいます。
国民年金を満額でもらえるように、追納や任意加入という保険料を後から支払う制度もあります。

 

 

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