ETC車載器・ETC2.0車載器

ETC車載器・
ETC2.0車載器

2016年に導入されたETC2.0車載器は従来のETC車載器よりもパワーアップした機能を利用できます。
国土交通省が推奨しているETC車載器ということもあり、今後ETC2.0車載器を利用する方が増加することが予想されます。

ETC2.0車載器を利用することで適用となる割引を受けられ、渋滞を避けたルート選択、災害が発生した際の避難地情報など、
ドライバーが安全運転できるようなサポートをしてくれます。

従来型ETC車載器とETC2.0車載器の違い

従来型ETC車載器とETC2.0車載器の主な違いは、通信機能や提供されるサービスの範囲にあります。
以下にそれぞれの特徴を簡単にまとめました。

●従来型ETC車載器

ETCカードを差し込むことで高速道路の料金所をノンストップで通過できます。
さらに現金で高速道路を利用するよりも、安く高速道路を利用できます。
料金所のゲートに設置されたアンテナとETC車載器が通信し、通行料金が支払われます(ETCカードと紐づいているクレジットカードなどにご請求されます)。
一時停止をすると渋滞の原因にもつながり、かつストレスを抱えながら運転をすることになりますので、快適な運転にはかかせないものです。

●ETC2.0車載器

従来型ETC車載器の機能に加え、料金所だけでなく、道路に設置されたITSスポットとリアルタイムで通信が行われます。
全国にある高速道路の約1,800ヵ所に設置された通信アンテナとETC2.0車載器が双方向通信を行うことで、
渋滞情報、事故情報、災害時の通行規制など、リアルタイムの交通情報を提供が可能。
一部の高速道路では、ETC2.0車載器にすることで従来型ETC車載器よりも安く利用することが可能です。

ETC2.0の割引

ETC2.0車載器を利用することで通常では受けられない割引が適用されます。

●ETCコーポレートカードを利用すると割引率10%アップ

ETC2.0車載器を搭載の事業用車両(緑ナンバー・黒ナンバー)は、ETCコーポレートカードの車両単位割引(大口・多頻度割引)が最大40%まで拡充されます。

↓表は横にスクロールしてご覧いただけます。
従来型ETC車載器を利用する場合 ETC2.0車載器を利用する場合
ETCコーポレートカードの割引対象道路を3万円利用
割引額:4,500円(割引率15.00%) 割引額:7,000円(割引率23.33%)
割引がアップ!

※利用する高速道路によって割引率は異なります。

●東海環状自動車道で約1~2割引

東海環状自動車道連続利用割引が2021年に終了し、以降はETC2.0車載器を搭載することで割引が適用されます。
料金所を通過する際、通常の料金が表示されますが、請求時に割引後の料金が請求されます。
※利用する車種や料金によって割引額は異なります。

●圏央道で約2割引

圏央道(茅ヶ崎JCT~海老名南JCT、海老名~木更津JCT)、新湘南バイパス(藤沢~茅ヶ崎JCT)を対象にETC2.0車載器を搭載することで割引が適用されます。
同じく料金所を通過する際は通常料金が表示され、請求時に割引後の料金が請求されます。
※利用する車種や高速料金によって割引は異なります。

東海環状自動車と圏央道の、実際の高速料金はNEXCOのHPよりご確認ください。

●阪神高速での大阪都心迂回割引

阪神高速での大阪都心迂回割引は、従来のETC車載器でも割引が適用されますが、
ETC2.0車載器にすることで八幡京田辺JCTや久御山JCT、巨椋池本線料金所も割引の対象となり、
割引対象の範囲が広がります。

実際割引はどのくらいでるの?と気になる方へ
全商連では高速道路を利用した時割引がどのくらい受けられるのか、無料シミュレーションが可能です。
法人・個人事業主の方は今より経費削減できる可能性があります。

お問い合わせはこちらのフォームをご入力ください!

渋滞回避支援

ETC2.0は従来よりも、桁違いに多い情報量のデータを送ることが可能です。
今まで最大約200km先までの道路交通情報を、最大1,000km先まで得られ、最適なルートを選択できます。
渋滞情報を早めに知ることで慌てず安全な運転が可能となり、長距離の移動でも安心です。

一時退出・再進入

ETC2.0車載器を利用することで、高速道路から道の駅に一時退出しても、退出せずに通行した料金と同じ料金で利用できます。
これはSAなど休憩できる施設の不足を解消し、安全に運転できる環境を実現するための社会実験として実施されており、
休憩施設同士が約25km以上で、ICから2km以内の道の駅が対象となります。(全国27カ所で実施中)

今後も新たな箇所で実験を行っていく予定です。
対象となるIC、道の駅についてはこちらをご参照ください。

一時退出を利用される際には、下記条件をご確認ください。

  • ETC2.0車載器を搭載していること(全行程で同一のETCカードを利用すること)
  • 対象のICもしくはスマートICで乗り直し、乗り直し前と同じ方面へ高速道路を進むこと
  • 対象の道の駅に必ず立ち寄ること(一般国道側より道の駅に進入すること)
  • 対象のICもしくはスマートICを退出後、2時間以内に同じICから再進入すること

安全運転支援・災害時支援

ETC2.0では高速道路の危険地帯(合流地点・急カーブ)を警告し、災害が発生した際には、災害発生状況の規制情報や避難地情報などの支援情報を提供します。

それ以外にも、落下物の注意喚起や雪や大雨などの天候状況、先の車両事故などの情報も随時提供され、安全運転をサポートしてくれます。

ETC車載器を選ぶなら

従来のETC車載器よりさらにパワーアップしたETC2.0車載器を、全商連加盟組合では組合員様特別価格で販売しています。
さらに独自のセットアップ助成金をご用意。平均3,000円~4,000円かかるセットアップをお得にすることが可能です。


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